まつげの長さに個人差がある理由

まず、まつげは目の周囲に発育した体毛の一種で哺乳類全般にあります。
日本人の平均的なまつげの長さは6mmから9mmといわれています。
まつげの主な役割としては目にゴミや埃が入らないように保護し眼球へのキズや目の病気を防ぎます。
まつげの長さに個人差がある理由としては、第一に遺伝的なものがあります。
人種間での差は大きく、日本人と比べると欧米人のほうがまつげが長いです。
では人種間ではなく同じ日本人の間でもまつげの長さに個人差があるのかというと、それはまつげが生え変わるサイクルにあります。
毛が生え変わるサイクルのことを毛周期といい、大きく分けて4つの段階に分類することができます。
成長初期・成長後期・退行期・休止期と分けますが、このうちまつ毛が伸びる時期が2番目の成長後期となります。
退行期には成長が止まり休止期にまつげが生え変わります。
この毛周期には同調性がないため、それぞれのまつげが独立に成長を繰り返し、それによってまつげは常に一定の数と長さを保つことができます。
まつげの毛周期は早い人で30日、遅い人でも100日と髪の毛などと比べるとそのサイクルは早いと言えます。
つまりこの毛周期が短い人ほどまつ毛は短く、毛周期が長い人ほどまつげは長くなるという傾向があります。

まつげは切ると伸びる?

まつげを伸ばしたいという思いは美容の観点から主に女性に多い考え方ですが、その方法論をしてまつげの先端部を切ると伸びるというものがあります。
ですが結論を言えば、これは俗説であると考えられます。

まず毛は先端部分を切ったからと言って、伸びが促進されるという科学的根拠はありません。
そもそも毛は其々の部位とサイクルによって、ある程度伸びる長さの限界は決定されているものなのです。

それでもまつげを切ると伸びると言われているのは、斜めに切った場合に表面積が大きくなる事によって太くなったように錯覚する事が要因と考えられます。
根本的に大きな変化が起きる訳では無いですし、時間が経てば元に戻る事になります。

同様に、まつげに特定の化粧品等を塗ると伸びると言われます。
これについては化粧品に含まれる成分の中に伸長の促進を促すものが含まれる場合もあるので、全く根拠が無いとも言い切れません。
ですが当該する化粧品の本来の用法では無いので、目に入ったりした場合には思わぬ危険があったりするので避けるべき行為と言えます。

従ってまつげを伸ばす為には、やはり専用の化粧品や美容液・サプリメント等の使用から検討する方が無難であり、得策であると考えられます。